ホテルガイド
淡路島の花と豊かな緑、現代的なコンクリート建築が見事に調和した淡路夢舞台では、広大な安藤建築である夢舞台施設群はもちろん、季節毎に表情を変える様々なアートに出会えます。ホテル館内には、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」をはじめとする、原寸大の陶板名画5点を展示しています。穏やかな島の時間に身をゆだね、名画をじっくりとお愉しみください。
陶板名画とは
陶器の板に焼き物用絵具で原画を転写し、筆で何度も色を重ねて焼いて再現したもの。
実物に忠実な色彩と風合いを2,000年以上残す技術で、近年注目を集めています。
謎の天才画家と呼ばれるフェルメールを印象づける名作です。
振り向いた少女の輝く瞳、あざやかなブルーのターバンの色、小さく輝く真珠の耳飾り、この絵の持つ3つの要素が、同時に私たちの目に飛び込んできます。
どれもがハッとさせる魅力を持ち、うっとりと眺めてしまう神秘的な作品です。謎めいた視線は、私たちの心を釘づけにして、静かに語りかけてきます。どんな言葉が聞こえてきますか。
オランダのデルフトに生まれる。絵を描く傍ら父の死後、宿屋と美術商の仕事を引き受けたが、借金を残し夭折した。現存する作品は約30点ほどであり、それらの作品は、19世紀フランスで脚光を浴びることとなった。
多くの人が知る絵画史上の名作です。ファン・ゴッホは、その晩年を過ごしたアルルの街の旧市街の一角プラス・デュ・フォールムにあるカフェテラスの夜の風景を描きました。光を色で表現してきた彼が、ランプの光と夜空を色で表現することを試みています。この陶板複製画は、ファン・ゴッホの晩年の作品の特徴である絵の具の盛り上がった痕跡を細やかに表現されているところにも見所があります。
オランダ生まれ。19世紀後半の印象派を代表する画家。浮世絵の影響を受けた作品を描き、日本でも大正末期に紹介され人気がある。
ドイツ北部の自然に魅せられ創作に没頭した画家フリードリヒは、多くの風景画を描きました。それまでの表現方法から解放され、独自の画風は同時代の画風の定番から離れた存在でした。一見ロマンチックに見える月夜の風景は、この作品が描かれた時代の政治状況を批判するメッセージを含んでいます。当時禁止されていたというドイツの伝統的な服装をした二人がドイツの風景の中で、何かを企んでいるのでしょうか。
ドイツの最北端の当時のスウェーデン領に生まれる。ドレスデンの美術アカデミーに学ぶ。自然の風景、荒廃した風景を好んで描き宗教的な気高さが特徴である。昭和初期からドイツ文学者たちによって日本に紹介された。
この作品が描かれたのは、まさに太平洋戦争に突入しようとする時期でした。小磯良平の平和を祈る気持ちが、女学生の清らかな姿を通じて伝わってきます。この作品には彼が学んできた西洋画法の技と洗練された筆跡が充分に示され、名作と言われる要素を十分に持っていることがわかります。静かに作品に向かい合っていると、美しい声が響き合う凛とした情景を思い浮かべられます。心が清められ、背筋をただす気持ちになる作品です。
兵庫県神戸市生まれ。東京美術学校(現・東京芸術大学)を卒業後渡欧。日本の近代洋画を代表する画家。高潔な婦人像に定評がある。
遠くに見える村の教会の鐘の音を聞きながら、一日の農作業を終え、その日も無事に過ごせたことへの感謝の祈りを捧げる夫婦の姿が描かれています。この絵から私たちは、信仰とともに生きた19世紀のフランス農村の姿に思いをはせることが出来ます。日没の静かに流れる時間からは、敬虔なカトリック教徒ならずとも、私たちの日常生活の中で忘れそうになる感謝の気持ちの大切さが伝わってきます。
フランス、バルビゾンの生まれ。風景や農民の生活や風俗を描いた。19世紀後半バルビゾン派の画家のひとり。
掲載画像は全て当ホテルの展示作品を撮影したものです。
日本中を感動と興奮の渦に巻き込んだ「2002 FIFA ワールドカップ」イングランド代表チームと、淡路島での直前合宿後「2017 FIFA U-20 ワールドカップ」で初優勝を果たした U-20 イングランド代表チーム寄贈のサイン入りユニフォームを展示しています。淡路島とサッカーイングランド代表チームとの絆を感じていただける展示をご覧ください。
真珠の耳飾りの少女フェルメール、ヤン
夜のカフェテラスファン・ゴッホ、フィセント
月を眺める二人の男フリードリヒ、カスパル・ダーヴィット
斉唱小磯 良平
晩鐘ミレー、ジャン=フランソワ
サイン入りユニフォーム展示サッカーイングランド代表チーム
各種ご予約・お問い合わせ
グランドニッコー淡路
閉じる
CLOSE